PEPEの特徴や将来性を解説.webp

仮想通貨に興味をお持ちの方なら、緑色の肌に大きな口と瞳をもつ独特なキャラクターを一度は目にしたことがあるかもしれません。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)は、そんなネットミームで人気のキャラクター「PEPE the Frog(カエルのペペ)」をモチーフにしたミームコインです。

冗談のような見た目とは裏腹に、多くの海外取引所で取り扱われ、最近では国内の仮想通貨取引所にも上場した仮想通貨PEPE(ペペコイン)ですが、話題性だけで投資してよいのか悩んでいる方もいることでしょう。

この記事では仮想通貨PEPE(ペペコイン)の特徴や将来性を公式ページなどの情報を参考に、購入を検討されている人にわかりやすく解説していきます。

目次

  1. 仮想通貨PEPE(ペペコイン)とは?
  2. 仮想通貨PEPE(ペペコイン)の特徴
  3. 仮想通貨PEPE(ペペコイン)の将来性
  4. 仮想通貨PEPE(ペペコイン)の価格動向
  5. まとめ

仮想通貨PEPE(ペペコイン)とは?

仮想通貨PEPE(ペペコイン)は、2023年5月にローンチされたミームコインで、ネット上で人気のキャラクター「PEPE the Frog(カエルのペペ)」をモチーフにしています。

その特徴的なロゴデザインも相まってミームコインとして独自の存在感を放ち、Binanceを含む多くの仮想通貨取引所に上場したことで注目を集めました。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)はイーサリアム(Ethereum)のブロックチェーン上で動作するERC-20トークンとして開発され、供給量は約420兆枚に固定されています。

多くのミームコインと同様に、仮想通貨PEPE(ペペコイン)も「純粋な楽しさ」や「ジョーク」を提供するために開発されました。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の特徴

仮想通貨PEPE(ペペコイン)とはいったいどのような仮想通貨なのでしょうか。   
その特徴について深掘りして見ていきましょう。

ジョークに由来する「ミームコイン」

仮想通貨PEPE(ペペコイン)は、ドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)などに対抗して作られたミームコインです。

PEPEは公式にホワイトペーパーを公開していませんが、公式ページには冗談のようなその存在意義(目的)が次のように記載されています。

なお、以下の日本語解釈は公式となっているものではなく、ひとつのとらえ方であるためその正確性を担保するわけではありません。ご留意ください。

Pepe is tired of watching everyone play hot potato with the endless derivative ShibaCumGMElonKishuTurboAssFlokiMoon Inu coins. The Inu’s have had their day. It’s time for the most recognizable meme in the world to take his reign as king of the internet.

「ホットポテト」という表現は、比喩的な意味で「みんなが次々と手放すもの」を示していると思われ、「柴犬コインなどのコインをみんなが次々と手放すのは見飽きた。世界で最も認知度の高いミームである我々がインターネットの王として君臨する時が来た。」といった内容が記載されています。

また、

Pepe is here to make memecoins great again. Launched stealth with no presale, zero taxes, LP burnt and contract renounced, $PEPE is a coin for the people, forever. Fueled by pure memetic power, let $PEPE show you the way.

「Pepe is here to make memecoins great again」というフレーズは、アメリカのドナルド・トランプ氏のスローガン「Make America Great Again(アメリカを再び偉大に)」を意識した表現と思われます。この言葉遊びは、ミーム文化やポップカルチャーをうまく取り入れており、Pepe the Frogというインターネット上で広く知られているミームキャラクターを仮想通貨(ミームコイン)の象徴として位置付けています。

同時に、過去の栄光を取り戻すというニュアンスも込められているとも考えられ、ミームコイン市場の活性化を狙ったユーモラスなメッセージになっています。そのほか、PEPE(ペペコイン)の特徴を紹介することで「透明性」「公平性」「信頼性」を強調し、「ユーザーのためのコイン」という姿勢を打ち出すことで差別化を図ろうとしていると思われます。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の将来性・今後の見通し

プレセールを実施していない

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の公式ページによれば、プレセールを行わないことを宣言しています。

プレセールとは、仮想通貨が取引所に上場されて一般の人が取引できるようになる前に、クローズドな環境で先行販売を行うイベントのことです。

値上がり前の仮想通貨を早く仕入れられる可能性があるため投資家から人気のイベントですが、一方で不公平感を生む原因ともなります。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)はこうした経済的なメリットを排除することで、純粋にミームの力だけで楽しめるコインを目指していると言えるでしょう。

トークンの手数料が安い

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の公式ページの記述では、”Zero taxes”(税金ゼロ)というコンセプトも掲げられています。

とはいえ、ここでいう税金とは本物の税金のことではありません。

一般的にイーサリアム上でトークンを発行する際には、発行者はそのトークンが取引されるたびにトランザクション手数料(ガス代)に加えて少額の費用が発行者に入るように設計することができます。

これを「Token Tax」と呼ぶ場合がありますが、仮想通貨PEPE(ペペコイン)ではこうした仕組みを採用していないことを示していると考えられます。

もちろん、イーサリアム上で発行されたERC-20トークンである以上、送金などの際にはトランザクション手数料(ガス代)が発生します。     しかし、同じイーサリアム上で「Token Tax」を導入しているトークンと比較した場合、仮想通貨PEPE(ペペコイン)の方が追加コストがかからない分、送金コストが安くなることが期待できます。

デフレメカニズムを採用している

また、仮想通貨PEPE(ペペコイン)は独自のデフレメカニズムを持っており、取引が行われるごとにトークンの一部が償却(バーン)される仕組みになっています。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の発行数は固定されておりすでに全量が発行済であることから、流通量は将来に渡って減少していくことが見込まれています。これによって長期的な価格上昇の効果が期待されます。

ただし、仮想通貨の価格は短期的な人気やトレンドによっても大きく左右されます。

将来必ず価格が上昇するとは限らないため、投資を行う際には慎重に判断するようにしましょう。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の将来性

それでは、ドージコイン(DOGE)の将来性について考える上で、重要なポイントをそれぞれ見ていきましょう。

ロードマップが存在しない

仮想通貨PEPE(ペペコイン)のホワイトペーパーでは、公式なロードマップは存在しないとされています。

実際に、仮想通貨PEPE(ペペコイン)の公式サイトには下記のロードマップが記載されているだけとなっています。

Phase 1: Meme(フェーズ1 : ミーム)   
Phase 2: Vibe and HODL(フェーズ2 :楽しみながらガチホ)   
Phase 3: Meme Takeover(フェーズ3 : ミームの乗っ取り)

()内は参考訳

将来性を考える上で、公式なロードマップがないことは先行きが不透明になる要因と言えるでしょう。

また、ただし、公式には運営者の所在が明らかにはなっていないことも投資家にとっては不安な要素ともなりえるでしょう。

ミームコイン市場の動向

仮想通貨PEPE(ペペコイン)はホワイトペーパーでも語られている通り、本来は「本質的な価値や経済的リターンの期待がないミームコイン」として誕生したものです。

そのため、現在のように話題性やトレンドによって投資家から注目されている状態が終わってしまうと、価格が暴落する可能性もあります。

一方で、ミーム自体は長く続いているインターネット文化であり、PEPE the Frog(カエルのペペ)も長年愛されているキャラクターです。

これまでのミームコインブームがそうであったように、影響力のある人物によるSNSの発信など、些細なきっかけによって価格がさらに上昇する可能性も否定できません。

実際に2024年3月には、イーロン・マスク氏が「PEPE the Frog(カエルのペペ)」に関する画像をSNSに投稿したことで、仮想通貨PEPE(ペペコイン)の価格が急上昇しました。

また、2024年10月には仮想通貨取引所ビットポイントが仮想通貨PEPE(ペペコイン)を日本で初めて取り扱い開始するなど、その知名度は向上し続けています。

今後も仮想通貨PEPE(ペペコイン)に関するニュースやトレンドを敏感に察知しながら、市場の動向を注視していくことが重要でしょう。

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の価格動向

仮想通貨PEPE(ペペコイン)の現在の価格動向を確認してみましょう。   
2024年12月26日現在、1PEPEあたりの価格は日本円にして約0.0029円となっています。  

 


参考:CoinMarketCap

仮想通貨PEPE(ペペコイン)は2023年5月1日のローンチ後、短期間で価格が急騰し、0.0000005000ドルから0.0000045000ドルにまで上昇しました。しかし、その後は大きく下落し、長期間にわたって価格が停滞する時期を迎えています。

2024年に入ると、ミームコインブームが再燃し、特に11月5日以降は急激な上昇を記録しています。

この背景には、アメリカで仮想通貨に肯定的なトランプ氏が大統領選に勝利したことや、ミームコインを支持しているとされるイーロン・マスク氏がトランプ政権内で影響力を持つとの見通しが関係しているのではともいわれています。

そのため、今後もトランプ政権の始動やイーロン・マスク氏の発言が仮想通貨市場全体に影響を与える可能性があり、仮想通貨PEPE(ペペコイン)への注目がさらに高まることも考えられます。

ただし、ミームコインである仮想通貨PEPE(ペペコイン)は価格変動が非常に激しいため投資の際には注意が必要です。余剰資金の範囲内で投資を行うなど、慎重に判断するようにしましょう。

まとめ

この記事では仮想通貨PEPE(ペペコイン)の特徴や将来性について解説してきました。

当サイトでは、今後も各種銘柄についてや仮想通貨全般に関する解説記事を紹介していきますので、最新記事の更新情報を知りたい方はぜひ公式X(旧Twitter)のアカウントをフォローしてみてください。

なお、仮想通貨取引を通じて一定以上の利益を得た場合は、その損益を正確に計算したうえで確定申告や納税を行う必要があります。

特に仮想通貨PEPE(ペペコイン)のようなミームコインは値動きが激しいため、場合によっては利益が大きくなり多額の納税が発生する可能性も考えられます。

しかし、仮想通貨の損益計算は1年間に行った全ての取引に対して行う必要があるため、手作業で行うのは非常に負担が大きいものです。

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